4 保釈保証金の準備
本人が保釈保証金を準備できない場合は,海外の家族に送金を依頼します。送金には日数がかかる場合がありますので(海外の祝日が重なったりする場合があります),早めに依頼します。短期旅行者の場合,通常の保釈保証金プラス50万円以上必要だと考えてください。裁判官との面接時には,送金時の為替相場の情報を持参すると,母国における保釈保証金の負担がどの程度なのか示すことができます。
5 身柄引受書
短期滞在者は,日本に知人がいないことがほとんどです。その場合には,弁護人が身柄引受人にならざるを得ないと思います。
6 誓約書
本人には,保釈された場合には,決して逃げないこと,必ず公判期日には出頭することを記載した誓約書を書いてもらいます。
以上,外国人短期滞在者の保釈について記載しました。外国人短期滞在者についても,ひるまずに保釈請求をしてほしいと思います。
弁護士 川原朋子
2016.08.12│コラム
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